LiquidityScanのコンフルエンスエンジンとは何か
コンフルエンスエンジンは、複数のスキャナーと時間足が同じ方向で一致したときだけ表示される、ログインユーザー向けの構築済みマルチタイムフレーム・セットアップ一覧である。チャートを手作業で突き合わせる代わりに、すでに条件が重なり、現在も整合しているセットアップをライブフィードで確認できる。
トレーダーは日常的に「コンフルエンス」という言葉を使う。上位足の方向性、中位足の構造転換、下位足のエントリーパターン。難しいのは考え方ではない。数十の通貨ペアを毎時間確認し、1つも見落とさずに照合し続ける作業である。
コンフルエンスエンジンは、その作業を閲覧可能な一覧へ変える。各項目はスキャナーの条件を組み合わせたレシピであり、すべての条件が有効で、同じ方向を示している間だけ表示される。一致が崩れれば、誤解を招く形で残さず、無効として扱う。
「コンフルエンスを確認する」をライブフィードに変える仕組み
プラットフォーム上の各基礎スキャナーは、確定したローソク足だけを対象に検出する。だからシグナルはリペイントしない。コンフルエンスエンジンはその上に乗り、一覧にある各セットアップについて、「必要な条件が、指定された時間足で、現在すべて発生し、同じ方向を向いているか」と問い続ける。
答えがイエスなら、そのセットアップは共有フィードに表示される。強気側と弱気側で、現在いくつの銘柄が条件を満たしているかもリアルタイムの件数で示される。
条件の1つが外れれば、方向性が反転した、ゾーンが mitigation された、ローソク足の有効期間が切れた、といった理由で一致は消えるか、セットアップが無効と表示される。実用性を支える特徴は3つある。
- 方向を固定して判定:条件が1つの方向で一致した場合だけセットアップとして数える。週足が強気でも日足が弱気ならコンフルエンスではなく、一致として表示されない。
- 構造上マルチタイムフレーム:多くのセットアップは意図的に2つまたは3つの時間足をまたぐ。上位足の文脈と下位足のトリガーを同時に確認できる。
- 無作為ではなく選別済み:一覧は、取引のロジックとして成立するセットアップを手作業で組み上げたものだ。エンジンのあらゆる算術的な組み合わせを並べているわけではない。
つまりコンフルエンスエンジンは、普段なら手作業で答える問いに対応する。今この瞬間、複数スキャナーの整合が本当に成立している通貨ペアはどれか。そして方向はどちらか。
3つのコンフルエンス階層、Dual、Triple、Sequences
一覧は、必要な確認数と、その発生順序が意味を持つかどうかによって3つの階層に分かれている。
- Dual、2つの確認。時間足を共有しても、複数の時間足をまたいでもよい。たとえば週足の方向性と、日足のCRT(Candle Range Theory)による sweep である。2つの条件が有効で、方向が一致していなければならない。
- Triple、3つの確認を重ねる。通常は時間足を上から下へたどり、月足の方向性、週足の読み、日足のトリガーといった形になる。条件が増えるほどフィルターは厳しくなり、ライブで残る一致は通常少なくなる。
- Sequences、順序付きのプレイブック。各ステップは、単に同時に成立するのではなく、時間的に前のステップが発生した後に発生しなければならない。典型例はChange of Character(CHoCH)の後にOrder Block(OB+)へ戻ってタップする形である。
DualとTripleは、いくつの条件が一致したかを扱う。Sequencesにはもう1つの軸、つまりどの順序で発生したかが加わる。だから独立した階層になっている。
| 階層 | 確認数 | 順序は重要か | 典型的な形 | 読み取れること |
|---|---|---|---|---|
| Dual | 2 | いいえ | 週足の方向性 + 日足 CRT | 基本的な一致、ライブ件数は多め |
| Triple | 3 | いいえ | 月足 → 週足 → 日足 | より厳しい上位足からの積み重ね、一致は少なめ |
| Sequence | 順序付きで2〜3 | はい | CHoCH → OB+ タップ | 段階を踏んで展開した1つのイベント |
Sequencesが特別な理由、順序そのものが情報になる
2つのイベントが同時に起きているだけでは、正しい順序で展開した同じ2つのイベントほど強い根拠にならない。CHoCHと OB+ タップがたまたま同時に成立しているなら、市場が注目すべき価格帯にいることは分かる。
だが CHoCH の後に OB+ タップが起きたなら、そこには流れがある。先に構造が反転し、その反転を生んだ order block へ価格が戻り、今まさにそのゾーンを試している。これは別種の、質の高いイベントである。
Sequencesは、その流れを順序として強制する。エンジンでは、前の条件のローソク足が確定した後に次の条件が発生した場合だけ、順序付きセットアップが完成する。確定時刻を基準に、貪欲な連鎖として評価される。CHoCHより先に OB+ タップが出たなら、そのシーケンスは発生しない。必要な因果関係が成立していないからだ。
これは、Market Structureスキャナーが順序付きパターンを扱うロジックと同じである。「CHoCH → BOS → BOS」のようなセットアップは、イベントがその順序どおりに発生したときだけ完成する。
実際の利点は明確だ。Sequenceの一致は単に「これらの条件が存在する」ではない。「セットアップに意味を持たせる順序で、これらが発生した」という情報になる。
一覧の各項目で確認できること
一覧からセットアップを開くと、必要な条件と、現在成立している条件が隠さず表示される。各項目には次の情報がある。
- 順序付きレシピ、すべての条件が時間足とエンジンの組み合わせとして明記される。何が成立しなければならないかを正確に確認できる。例は、条件1:日足 ICT Bias 強気、条件2:4H CHoCH 強気、条件3:1H OB+ タップである。スコアの裏に隠された条件はない。
- 強気と弱気のライブ件数、現在そのセットアップをロング側で満たす銘柄数と、ショート側で満たす銘柄数である。機会がどこにあるかだけでなく、その瞬間にセットアップがどれほど選別的かも分かる。
- 「期限切れ」表示、ライブだった一致が、条件の脱落や時間制限の終了によって無効になった場合に表示される。画面にひっそり残すことはない。すでに崩れた古い整合を見続けることはない。
レシピが明示されているから、一致の中身を自分で判断できる。週足の方向性が必要なセットアップで、その週足の読みが自分には際どく見えるなら、その条件の重みを下げればいい。エンジンが示すのは整合であり、判断を担うのは自分である。
実例、フィード上で CHoCH → OB+ タップのSequenceを見る
ETHUSDTが4Hでじりじり下落しているとする。直近の安値を切り下げた高値を4Hローソク足が確定足で上抜くまでは、弱気の内部トレンドが維持されている。その足が上で確定すれば、強気のCHoCHとなり、構造は下向きから上向きへ転換する。これがSequenceセットアップの最初の条件であり、その確定時刻が基準時刻として記録される。
その後数時間で、価格はブレイクを生んだ order block へ戻る。そこは、買い側の流動性を取る衝動的な値動きの直前にあった最後の陰線である。価格がそのゾーンへヒゲを伸ばすと、プラットフォームのOB+スキャナーがタップを記録する。形成済み、接近中、接触済みという状態だ。
そのタップは CHoCH のローソク足が確定した後に発生している。だから2つ目の条件が順序どおりに完了する。Sequenceが発生し、ETHUSDTは強気側でフィードに表示され、レシピには両方の条件と時間足が示される。
同時に監視しているかもしれないDualセットアップと比べてみる。BTCUSDTの週足の方向性が強気で、日足 CRT も強気という形だ。2つの条件は単に「現在成立している」だけで、順序は問われない。ここで重視されるのは、ストーリーの展開ではなく一致である。
同じエンジンでも、階層が違えば根拠の種類も変わる。BTCの週足の読みが週の途中で反転すれば、そのDualの一致は「期限切れ」と表示され、強気側の件数から外れる。
ここで、自分がやらずに済んだ作業に注目してほしい。ETHUSDTを開き、4Hをさかのぼって CHoCH を確認し、起点となった order block を探し、タップを待ちながらチャートに張り付く必要はなかった。ウォッチリストの他の銘柄について同じ作業を繰り返す必要もない。
コンフルエンスエンジンは、対象となるすべての銘柄でその確認を実行する。そして、順序付きの流れが実際に完成した銘柄を、検証用のレシピ付きで提示する。ゼロから読み直すのではなく、数秒で確認できる形だ。
Core-LayerとScanner Studioとの関係
コンフルエンスエンジンは単独で存在するものではない。ほかの2つの機能面の間に位置している。違いを押さえておくと、期待値を取り違えずに済む。
- Core-Layerは自動で積み重ねる機能である。Super Engulfing、CRT、ICT Biasのライブシグナルを、時間足をまたいで同じ方向に揃う整合チェーンへまとめる。たとえば週足、日足、4Hがすべて強気という形だ。固定された基礎エンジンから自動的に積み重ね、時間足を基準に整理する。Core-Layerは、常時稼働する「時間足をまたいで方向性がどこで積み上がっているか」を見る層だと考えればいい。
- コンフルエンスカタログは、選別された複数エンジンの層である。Market Structureや OB+など、Core-Layerが積み重ねないスキャナーも組み合わせられ、発生順序も指定できる。自動的な同方向の積み重ねではなく、手作業で選んだプレイブックである。
- Scanner Studioは、カタログのセットアップが実際に作られる場所である。各カタログ項目は、Studioで公開されたスキャナーだ。Studioはコードを書かずにルールを組み立てる機能で、任意のエンジンに指標や文脈フィルターを組み合わせられる。上位足のラッパー、イベント発生と現在の保持状態を分けるモード、方向一致の強制、順序付きシーケンスルールにも対応する。カタログのセットアップが近いものの自分の条件と少し違うなら、ここで非公開版を作ればいい。
見る順番を整理すると、Core-Layerは自動的な時間足の積み重ね、コンフルエンスカタログは選別済みの複数エンジンと順序付きプレイブック、Scanner Studioは自分で作るための場所である。
正直な限界、整合は文脈であって売買指示ではない
ライブのコンフルエンスセットアップは、質の高い文脈である。それ以上の主張はしない。コンフルエンスエンジンは勝率を公表せず、一致がエントリーの指示になることもない。押さえておくべき注意点は複数ある。
- 整合は保証ではない。複数の時間足が一致すれば、文脈の質は上がる。だが結果が確定するわけではない。一致したセットアップも失敗するし、どのセットアップにも特定の割合が付与されることはない。
- 売買シグナルではなく、読み取り専用の文脈である。フィードが示すのは、各スキャナーで現在成立している内容だ。ポジションサイズを決めず、ストップを置かず、買いか売りかを指示もしない。売買判断、リスク、ポジション管理は自分の責任である。
- 条件の中には際どいものもある。各条件は確定足に基づく機械的なスキャナーの読みであるため、しきい値の近くにある条件も「成立」として数えられる。だからこそ、各条件を自分で評価できるようにレシピを明示している。
複数スキャナーの整合が現在どこに存在するかを示すライブの候補一覧として使い、判断の根拠を隠さない。そうすれば、コンフルエンスエンジンは面倒な照合作業を減らしながら、リスクまで消えたようには装わない。銘柄ごとにコンフルエンスを探し回るのか、すでに積み重なり、1方向を示すセットアップのフィードを読むのか。その違いである。
よくある質問
コンフルエンスエンジンはCore-Layerと同じか
違う。Core-Layerは、固定された基礎エンジンから Super Engulfing、CRT、ICT Bias の同方向シグナルを時間足にまたがって自動的に積み重ねる。コンフルエンスカタログは、Market Structureや OB+など別のスキャナーも組み合わせられ、発生順序も指定できる複数エンジンのセットアップ一覧である。両者は補完関係にある別の機能面だ。
コンフルエンスセットアップが発生したら通知を受け取れるか
カタログ自体は、閲覧する共有の読み取り専用フィードである。セットアップはScanner Studioで公開されたスキャナーであり、Studioのスキャナーは毎時間、市場全体を対象に評価され、プッシュ通知にも対応する。自分の条件で個別通知を受け取りたいなら、Scanner Studioでセットアップを作るか複製し、非公開スキャンとして運用する。
セットアップの「期限切れ」とは何か
以前は有効だった一致が無効になったという意味だ。必要な条件が外れた、方向性が反転した、時間制限が切れた、といったケースである。エンジンは古い整合を画面に残さず、無効として表示する。すでに崩れたコンフルエンスを根拠に判断することはない。
Sequencesの一致がDualより少ないのはなぜか
Sequencesは単に同時に成立するだけでは足りず、時間の中で指定された順序どおりに条件が発生しなければならない。だから、どの瞬間でも条件を満たす銘柄は大幅に少なくなる。Tripleも2つではなく3つの条件が一致する必要があるため、Dualより厳しい。少ない一致数は、より質の高いフィルターと引き換えに意図されたものだ。
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